日立、社長・会長の賞与ゼロに

　業績不振の責任とる

　日立製作所は２６日開いた株主総会で、庄山悦彦会長と古川一夫社長の業績連動報酬（年間賞与に相当）を支給しないことを明らかにした。株主からの質問に答えた。業績不振の責任を取ったもので、他の執行役２０人の役員賞与も平均で７５％カットした。個別の金額は明らかにしていない。

　日立の０７年３月期連結決算は、原子力発電のタービンの損傷やハードディスク駆動装置（ＨＤＤ）事業の赤字などで３２７億円の当期赤字に転落。株主からは「総花的な経営でいいのか。低収益構造にメスを入れるべきだ」「赤字の家電はやめるなど抜本的なリストラが必要では」など厳しい指摘が相次いだ。

　古川社長は「業績が回復しなかったのは申し訳ない」と謝罪。「得意な技術を強化し、今度こそ中期計画を達成する」と理解を求めた

（2007年06月26日18時25分　asahi．com）

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