１２月の神戸ルミナリエ

今年は２日間短縮　２年赤字で

　兵庫県や神戸市などでつくる「神戸ルミナリエ組織委員会」は１４日、１３回目となる今年の開催期間をこれまでより２日間短縮し、１２月６～１７日の１２日間にすると発表した。経費削減のため。企業からの協賛金などが減る一方、警備費が増加して２年連続の赤字で、会場で「１人１００円」と初めて金額を明示して募金を呼びかける。

　冬の神戸を光で彩る神戸ルミナリエは、震災犠牲者の鎮魂と都市再興を願って９５年にスタート。昨年は４６５万人が来場した。混雑を避けるため、今年も昨年に続きクリスマスシーズンを外し、神戸市中央区の旧外国人居留地と東遊園地で開催する。

　同委員会によると、イタリア―神戸間の作品運搬費を減らすなどして経費削減に努め、０６年の支出は前年比約２５００万円減の約５億８０００万円。しかし、雑踏事故を防ぐための警備費は年々増加し、０６年は約１億４０００万円。協賛金も減り続け、同年は約５２００万円の赤字だったという。

　今年は、スタッフらが募金箱を持ち、東遊園地などで来場者に呼びかける予定。 

（2007年06月14日『asahi．com』）

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